地球を含め太陽系に属する天体は、惑星も衛星も彗星もそれ以外も、どれもが太陽を回ることで存在し続けています。しかも、同じ時期に同じ素材からつくられた仲間だったのです。最新の観測技術と惑星形成理論を駆使して描きだされた太陽系は、あなたの常識をくつがえすほどの新事実で満たされています。太陽系外の惑星発見の方法や経緯を含めて、最新の惑星科学の基礎から最前線までを、まるごと解説します。

太陽も地球も月も同じときにできてるの? 銀河系に地球型惑星はどれだけあるの?
『ここまでわかった新・太陽系』
著者:井田 茂(いだ しげる)・中本泰史(なかもと たいし)
定価:1000円(税込み) 刊行:2009年9月 ISBN:978-4-7973-5070-8
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<著者>
井田茂(いだ しげる)
1960年、東京生まれ。1984年に京都大学を卒業し、1989年に東京大学大学院を修了。現在は東京工業大学地球惑星科学専攻・教授。専門は惑星物理学。著書は『系外惑星』(東大出版会)、『宇宙は"地球"であふれている』(技術評論社、共著)、『異形の惑星 - 系外惑星形成理論から』(NHK出版)、『惑星学が解いた宇宙の謎』(洋泉社)、『一億個の地球』(岩波書店、共著)など。
中本泰史(なかもと たいし)
1965年、富山県生まれ。1988年に東京大学を卒業し、1993年に東京大学大学院を修了。現在は東京工業大学地球惑星科学専攻・准教授。専門は理論天文学・惑星科学。著書には『シミュレーション天文学』(日本評論社、共著)がある。
<目次>
第1章 惑星、太陽系、宇宙
1-1 惑星の「発見」 惑星と人間のかかわり
1-2 太陽系の中にあるもの みんな太陽のまわりを回っている
1-3 太陽系の誕生 太陽系も、あるとき生まれたもの
第2章 惑星の調べ方 どうやって調べるか
2-1 惑星に迫る3つのアプローチ 多様な視点で素顔に迫る
2-2 惑星までの距離と大きさ 長さの測り方
2-3 惑星の質量 惑星の体重測定
2-4 惑星の内部構造と組成 惑星はなにからできている?
2-5 惑星形成過程の痕跡 太陽系の進化と化石
第3章 惑星系中心星としての太陽
3-1 太陽の性質 太陽系の中心にいるのはどんなもの?
3-2 エネルギー源、寿命 太陽はどうして明るいのか?
第4章 太陽系惑星の素顔 その1 岩石惑星
4-1 惑星の分類 惑星はなにでできているか?
4-2 岩石の惑星 岩石のかたい表面をもつ惑星たち
4-3 地球 太陽系最大の岩石天体
4-4 金星 大きさは地球に似ているけれど......
4-5 火星 かつては温暖、海もあった?
4-6 水星 岩石というより、鉄の惑星?
第5章 太陽系惑星の素顔 その2 ガス惑星と氷惑星
5-1 ガスの惑星と氷の惑星 巨大惑星の世界
5-2 木星 太陽系最大の惑星
5-3 土星 「2番目に大きい」ことの意味は?
5-4 天王星 初めて望遠鏡で発見された惑星
5-5 海王星 太陽系でもっとも遠くを回る惑星
第6章 惑星以外の天体
6-1 小惑星と隕石 太陽を回る無数の大岩
6-2 外縁天体と彗星 海王星軌道よりも外に存在するものたち
6-3 月、衛星、リング 惑星のまわりを回る小天体
第7章 太陽系の外の惑星系
7-1 太陽系外の惑星系
7-2 系外惑星の観測法
7-3 恒星の動きを利用する間接法 その1 天体位置観測法
7-4 恒星の動きを利用する間接法 その2 視線速度法(ドップラー法)
7-5 トランジット法
7-6 系外惑星の組成の推定
7-7 食を使ったそのほかの惑星の性質の推定
7-8 多様な系外惑星たちの起源
第8章 惑星の大気と生命存在条件
8-1 惑星大気の存在 空気って、あたり前?
8-2 惑星大気の温度 暑い寒いを決めるのはなに?
8-3 生命を宿す惑星 どんなところに生命はいるのか?
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