少し歯が痛む、歯ぐきがしみるので、歯科医に治してもらおうと思っていませんか? 歯の健康についての間違った常識をもっていると、結局わが身にそのツケがまわってきます。本書には、現職の歯科医である著者が、「本当の治療法」を患者さんたちと数十年かけて追い求めてきた経験と、歯を守るための知恵がギッシリ詰まっています。一生健康な歯で暮らすための必読書です。

歯みがきだけで虫歯や歯周病が防げない本当の理由
『歯と歯ぐきを守る新常識』
著者:河田克之(かわだ かつゆき)
定価:1,000円(税込み) 刊行:2009年1月 ISBN:978-4-7973-4715-9
<著者プロフィール>
河田克之(かわだ かつゆき)
1953(昭和28)年生まれ。兵庫県姫路市にある、私立淳心学院の中学・高校で人の生き方を学ぶ。城西歯科大学(現・明海大学)を卒業後、岡山大学医学部口腔外科学教室を経て、1981年に歯科医院を開業、現在に至る。医院のホームページにある質問受付コーナーが好評。日本歯周病学会認定医。歯学博士。著書に『さらば歯周病』(新潮社)、『あなたは一生「自分の歯」で食べられますか』(悠飛社)ほか多数。
<正誤情報>
初版第1刷正誤情報はこちら
<目次>
プロローグ 日本人の歯をとりまく悲惨な現状
人生80年の時代に、歯の平均寿命はせいぜい60年
せっかく治療しても抜歯される原因とは?
確実にコントロールできる虫歯と歯周病を見直すべき
・口腔内各部の名称
第1章 歯みがきの歴史
歯ブラシの起源は釈迦の教え!?
パピルスにも歯みがき剤が記されていた
ブラッシング方法は10種類もある
よりどりみどりの電動歯ブラシ
デンタルピックなどの補助的清掃用具を併用したい
歯科医院でのプラークコントロール
歯みがきの普及率は99%以上
・歯の構造と名称
第2章 虫歯と歯周病の原因
虫歯と歯周病菌とは切っても切れない関係
抵抗力が低下すると牙をむく常在菌
都合の悪い常在菌だけを排除することはできない
環境の変化が歯周病
口腔内常在菌は住み家を要塞化する
初期虫歯の発生を防ぐには食事の痕跡を消す
キシリトールの虫歯予防効果は攻防一体
再石灰化を促進するリカルデント
フッ素の作用とその功罪
虫歯として発見されるのは「象牙質う蝕」の段階
10代後半から始まる歯周病
要塞の建設速度は体質で異なる
虫歯と歯周病に関係する因子
解決の糸口は歯周ポケットの清掃
お口の健康管理(Oral Health Management)
・歯の萌出時期
第3章 人類の進化と歯の加齢変化
みんな同じ歯の悩みを抱えている
乳歯の虫歯は永久歯の歯並びに影響する
生えたばかりの歯は未完成ゆえに注意が必要
歯の加齢変化でどうしてももろくなる
歯ぐきがやせてきたら、歯周病の対策を見直す
気になる口臭も歯周病を止めれば改善できる
歯がしみる(知覚過敏)ときは歯周病を疑う
歯ぎしりの原因はストレスかもしれない
意外に多い顎関節の異常
顎関節症を理解して慎重な対応を
親知らずに気づいたら放置しないことが肝心
痛くなる前に親知らずの抜歯を考える
親知らずを抜歯するかしないかは状況次第
妊娠中の歯の治療
胎児にもっとも影響を与えるもの
高齢者の歯科治療
予期せぬ事故時の対処法
・下顎骨の構造と名称
第4章 虫歯の治療
早期治療と思っていたのが末期症状という間違った認識
4段階ある虫歯の程度と治療法
初期の虫歯はレジン充填だけで対処できる
虫歯が大きくなったらインレーで修復する
一度修理しても虫歯(二次カリエス)は再発する
象牙質まで進むと一気に広がる大虫歯
小さな虫歯は見つけ次第に治療するのが原則
歯の神経を取ってでも治療するのが抜随治療
神経を取ってしまうとさし歯にするしかない
炎症が周囲の骨を破壊していく根尖病巣
感染根管治療までくると、過ちを悔いあらためたくなる
「最善はつくしましたが」抜歯前のセレモニー
抜歯後の治癒に過度の心配は無用
まれに起こる抜歯時のトラブル
3つの選択肢から選ぶ抜歯後の治療法
骨がなくなると部分入れ歯しかなくなる
手間なしブリッジも長期には使えない
ブリッジからの歯の脱離は放置できない
前歯のブリッジは大きくなるほど大変になる
90%以上の成功率をもつインプラント
骨結合のメカニズム
古くて新しいインプラントの歴史
・象牙質と虫歯
第5章 歯周病の治療
痛みと炎症は病気のアラーム
体の異常は気軽に解決するのが大切
歯ぐきが痛いのは歯周病のサイン!?
「沈黙の病気」歯周病のアラーム
やっかいな知覚過敏
歯周病末期の最終警告
歯槽骨は再生する その1
歯槽骨は再生する その2
歯周病を治療するときの基本
歯周病治療の実際
根面デブライドメントとは?
・上顎各部の名称
第6章 歯の不老長寿
日本の現状をもっと知ってほしい
誤った歯医者のかかり方
日本の保険制度はこうなっている
世界から見た日本の特異性
学ぶべきは日本での実績
「痛くならないと歯医者に行かない」をあらためる
これ以上悪くしないことを考えるのが歯の不老長寿のコツ
保険制度上の問題点
PMTCとメンテナンス
PMTC開始の時期
歯の健康王国を築くために
歯の健康を守るためのQ&A
Q1 歯をいつまでも白く保ちたい
Q2 海外旅行中の歯の治療はどうする?
Q3 歯のメンテナンスの回数は?
Q4 歯ぐきから血がでたときは?
Q5 歯ぐきはもとに戻るの?
Q6 乳歯の歯みがきはどうする?
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