人類は紀元前の昔から、身の回りにある“なぜ”を解き明かそうと挑んできた。その物理と化学の成果を一冊にまとめたのが本書である。ニュートン力学から熱力学、相対性理論、量子力学、超ひも理論、化学結合、有機化学、元素、化学変化まで、その概要から理論の発展までを解説しているので、ワクワクしながら楽しんでもらいたい。

慣性の法則から相対性理論、量子論、超ひも理論、原子論、分子軌道論、遷移状態理論など
『科学理論ハンドブック50<物理・化学編>』
著者:大宮信光(おおみや のぶみつ)
定価:1000円(税込み) 刊行:2008年9月 ISBN:978-4-7973-4249-9
<著者プロフィール>
大宮信光(おおみや のぶみつ)
1938年東京生まれ。科学ジャーナリスト。東京教育大学在学中から家庭教師、塾経営を行い、1967年にSF同人誌『宇宙塵』に参加。1978年ごろからSF乱学者、科学評論家を名乗り、科学技術と文明の未来を中心に、森羅万象を狩猟・採取・料理する。おもな著書に、『世界を変えた科学の大理論100』『面白いほどよくわかる相対性理論』『面白いほどよくわかる気象のしくみ』『面白いほどよくわかる化学』(日本文芸社)、『世界にかがやいた日本の科学者たち』(講談社)、『天変地異のメカニズム』(かんき出版)などがある。
<目次>
物理編~物質宇宙の統一を目指して~
第1章 ニュートン力学~地上と天界を統一しようという野望~
①慣性の法則~運動の第1法則~
②運動方程式~運動の第2法則~
③作用・反作用の法則~運動の第3法則~
④万有引力の法則
第2章 熱力学と光学~熱と光のフシギを追って~
①エネルギー保存の法則~熱力学の第1法則~
②エントロピー増大の法則~熱力学の第2法則~
③ネルンストの定理~熱力学の第3法則~
④熱力学第0法則から統計力学へ
第3章 電気と磁気はなぜペアなのか
①静電気力に関するクーロンの法則~マクスウェルの電磁気法則(その1)~
②静磁気力に関するクーロンの法則~マクスウェルの電磁気法則(その2)~
③電気から磁気が生まれ、磁気から電気が生まれる
④場の理論から電磁波が生まれた!
第4章 相対性理論~物質宇宙のインフラ、時空と物質・エネルギーの理論~
①対称性の原理から相対性原理へ
②特殊相対性理論~E=mc2~
③一般相対性理論
第5章 量子力学の生成
①量子仮説
②ボーアの原子構造の量子論
③ド・ブロイの物質波からシュレディンガー方程式へ
④不確定性原理からコペンハーゲン解釈へ
⑤多世界解釈~ワレワレはパラレルワ-ルドに生きている~
第6章 素粒子の探求
①スピン~ボゾンとフェルミオン、パウリの排他原理~
②反物質~ディラックの海~
③原子核内の世界には「強い力」が働いている
④ハドロンはクォークからできている
⑤レプトン、ニュートリノ、ウィークボゾン
第7章 統一理論へ
①ゲージ対称性は対象帝国の皇帝だ!
②ヒッグス現象が鍵だ、電弱統一理論
③強い力をも巻き込んで、大統一理論
④標準理論から超対称性理論へ
⑤超ひも理論
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化学編~物質宇宙の多様化を求めているのか~
第1章 錬金術から量子化学への旅立ち
①元素と原子
②アボガドロ数とモルは相思相愛の仲
③ボーアの原子モデルが高校化学の粋
④電子雲が量子化学の扉を開く
第2章 化学結合
①エネルギー準位
②イオン結合~電気陰性度~
③金属結合は共有結合の特別の場合
④電子雲の重なりから分子軌道法へ
⑤結合性軌道と反結合性軌道
第3章 有機化合物~有機化学の基本~
①メタン~飽和炭化水素~
②エタンは二重、三重結合を解いて迎えるお客さん
③ベンゼン環が亀の甲のように安定しているわけは?
第4章 元素と物質
①元素周期表
②遷移元素と典型元素
③金属、半導体、絶縁体
第5章 化学変化
①エンタルピー
②反応の自発性~ギブズエネルギー
③反応速度~活性化エネルギー~
④化学平衡
⑤電離平衡~緩衝作用~
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コメント (1)
「科学理論ハンドブック50<物理・化学編>」のp35に記載されている式(2)
S=hInW
(h:プランク定数)
は
S=klnW
(k:ボルツマン定数)
の間違いです。訂正ください。
また自然対数はInではなくlnと表示するので、これも訂正ください。
投稿者: 末光眞希 | 2009年8月31日 15:14
日時: 2009年8月31日 15:14