北アメリカで、17年や13年のサイクルで大発生する周期ゼミ。この周期ゼミの謎を解き明かし、生物界を“あっ”といわせた著者が、仮説やモデルを使った検証をもとに、周期ゼミ(素数ゼミ)の全貌を解き明かす本書は、生物進化についても衝撃的な展開が盛りだくさん。「生き残るための条件とは?」「メイトチョイスとは?」など、生物好きを夢中にさせること間違いなし!

『17年と13年だけ大発生? 素数ゼミの秘密に迫る!』
著者:吉村 仁(よしむら じん)
定価:1000円(税込み) 刊行:2008年7月 ISBN:978-4-7973-4258-1
<著者プロフィール>
吉村 仁(よしむら じん)
1954年神奈川県生まれ。ニューヨーク州立大学環境科学林学校大学院修了。Ph.D。ブリティッシュ・コロンビア大学、デューク大学、インペリアルカレッジ個体群生物学研究センターの研究員などを経て、1997年から静岡大学工学部に。現在は、同大学創造科学技術大学院教授。ニューヨーク州立大学環境科学林学校教授と千葉大学海洋バイオシステム研究センター客員教授も兼任。専門は数理生態学。著書に『素数ゼミの謎』(文藝春秋)、共著に『爆笑問題のニッポンの教養 生き残りの条件≠強さ」』(講談社)、『生き残る生物 絶滅する生物』(日本実業出版社)などがある。
<正誤情報>
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<目次>
プロローグ セミの大発生に街は大騒ぎ!
01 ある夏の日の異変
第1章 日本のセミと素数ゼミの違い
01 夏の風物詩、日本のセミ
02日本のセミと素数ゼミの違い
03 大発生とブルードの関係
04 セミのライフサイクルが長い理由
05 大絶滅を生き残ったセミたち
06 生き物たちの避難所「レフュージア」
07 有効積算温度とセミの成長の関係
第2章 素数ゼミの秘密に迫る!
01 素数ゼミの祖先に訪れた危機
02 素数ゼミのアダムとイブ誕生
03 素数とはなにか
04 倍数、公倍数、最小公倍数とは
05 交雑におけるメンデルの法則
06 交雑の歴史と周期のずれ
07 17と13に隠された秘密
08 頻度依存の交雑によるさらなる追い討ち
09 進化の袋小路
第3章 素数ゼミを追って!
01 2007年、ブルード13へ
02 衝撃的な体験
03 素数ゼミは夜のほうが簡単に採れる!?
第4章 素数ゼミの謎はどこまで明らかになったのか
01 7種目発見がもたらした新たなる謎
02 周期をスイッチした理由はなにか?
03 遺伝子浸透とはなにか?
04 ネオトレデシムの進化プロセス
05 素数ゼミはいつ、どのように進化したか
06 素数ゼミの系統関係および種分化史
第5章 進化の歴史とムシの多様性
01 日本でムシの種数が多いのはなぜ?
02 北アメリカの鳴き声が単調なわけ
03 日本のムシの多様性と種分化
04 季節外れのツヅレサセコオロギの謎
05 ナツノツヅレサセコオロギ誕生の秘密
06 多彩な鳴き声と詰め込みの関係
07 地球温暖化でムシたちの生息地域はどんどん広がる
第6章 メスの「オス選び」と種分化の歴史
01 誰が選ぶ? オス? メス それはなぜ?
02 メイトチョイス、メスの選ぶ理由は?
03 メスは同種(仲間)を選ぶ!
04 オスのハエの顔にみる多様性
05 選べない環境とイージーなメス
06 ムシたちは鳴き声を感覚として聞いている
第7章 素数ゼミの秘密はどうして解けたのか
01 生物の“なぜ”に疑問をもつことが大事
02 ムシの身になって考える



















































































































































































































































