「走る」「曲がる」「止まる」という自動車の3大要素を究極まで追い求める世界最高峰のレーシングカー「F1マシン」。自動車メーカーの代理戦争と化した現在のF1に勝つには、巨額の資金と才能ある人材、そして世界最先端のテクノロジーが不可欠です。0.001秒を削るために極限まで進化したF1マシンに詰め込まれたテクノロジーの最前線を徹底解説。これを読めばF1の見方が変わる!

自動車技術の最先端をいくF1マシンの秘密に迫る
『F1テクノロジーの最前線』
著者:檜垣和夫(ひがきかずお)
定価:1000円(税込み) 刊行:2007年11月 ISBN:978-4-7973-4408-0
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<著者プロフィール>
檜垣和夫(ひがきかずお)
1951年、石川県生まれ。1975年、北海道大学工学部機械工学科卒業。同年、2輪車メーカーに入社し、レーサーや市販バイクの研究・開発、設計を担当。1985年に退職、その後は主に自動車関係の著述に携わっている。『エンジンのABC』(講談社)、『スポーツカー・プロファイル・シリーズ』『ル・マン―偉大なる耐久レースの全記録』(以上、二玄社)など。『F1最新マシンの科学』(講談社)で第26回交通図書賞受賞。
<目次>
第1章 性能~その驚異的な速さを解剖する
F1マシンの概要
F1マシンに求められるもの
速く走るために求められるもの①~直線走行
速く走るために求められるもの②~コーナリング
速く走るために求められるもの③~ブレーキング
軽量化~いかに軽く、強くつくるか
ホイールベースとトレッド
レギュレーションによる規制の強化~スピードとコストの抑制
F1と市販車との関係
今後のF1の方向性~要求される環境への配慮
第2章 エンジン・駆動系~リッター当たり300馬力オーバーの世界
F1エンジンに要求されるもの
出力を上げるには
燃やす混合気の量を増やす方法
圧縮比と燃焼室形状
回転を上げる方法
最高出力の目覚しいアップ
気筒数とその配列
ボア・ストローク
エンジンの使用数の制限
仕様の統一と開発の凍結
基本部品
動弁系
吸気系
電子制御の燃料噴射
排気系
冷却系
点火系
潤滑系
ECU
エンジンの始動
燃料
セミ・オートマチック
ギアボックスのハウジング
変速段数
シームレス・ギアボックス
クラッチ
LSD
トラクション・コントロール
ラウンチ・コントロール
ドライブシャフトとジョイント
第3章 車体構造~カーボンファイバーの魔術
フレーム~F1マシンの基本骨格
カーボン・モノコック
モノコックの製作過程
燃料タンク
コックピット
ボディカウル
第4章 空力~目には見えない流れとの戦い
ダウンフォースの重要性
グラウンドエフェクト
フロントウイング
リアウイング
ウイングカーからステップド・ボトムへ~グラウンドエフェクトの変遷
サイドポンツーン
マシン中央部の空力装置
FIAとチームのいたちごっこ
ルールの抜け穴を狙って
マスダンパー
風洞実験
CFD
第5章 足回り~路面をしっかりとらえる4本の手足
サスペンションの役割
ダブルウィッシュボーン
プッシュロッドとトーションバースプリング
ゼロキールへの流れ
ダンパー
F1におけるタイヤの重要性
ブリヂストンのワンメイク
タイヤのメカニズム
グルーブドタイヤ
内圧と接地面の温度
レギュレーションによる規制
タイヤのトラブル
ウエットタイヤ
ホイール
カーボン・ブレーキ
F1のブレーキ・システム
キャリパー
ステアリング・システム
ステアリングホイール
第6章 安全性~10年以上事故死者ゼロを実現させた徹底した取り組み
F1の高い安全性
カーボン・モノコックの大きな貢献
マシンの安全装備
ドライバーの安全装備
火災対策
サーキットの安全設備
第7章 マシン開発・レース戦略~コースの外で繰り広げられる戦い
マシンの開発・製作①~車体
マシンの開発・製作②~エンジン
シミュレーション技術の進歩
セッティング
テレメトリー・システム
ドライバーとのコミュニケーション
計時システム
フライングと速度違反の感知システム
車載カメラ
ピットストップ戦略
ピットストップの作業内容
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