今回は、より広い範囲から検索を行うために役立つOR検索のテクニックを解説する。OR検索は、同じ言葉でも違う呼び方があるキーワードを検索するときに、検索の幅を広げることができるので、覚えておきたい検索テクニックだ。
AND検索やマイナス検索とともにマスターしたいのが、「OR検索」だ。AND検索やマイナス検索が検索結果を絞り込むために使われるのに対し、OR検索はより広い範囲から検索を行うためのテクニックである。
たとえば、ナノテクノロジーの計測技術について調べたいとき、通常は「ナノテクノロジー 計測技術」と入力してAND検索するだろう。しかしこれでは「ナノテク」が検索対象から外れてしまう。OR検索が必要なのはこのようなときだ。「(ナノテクノロジー OR ナノテク) 計測技術」と入力することで、ナノテクノロジーとナノテクのどちらか一方を含むページを検索できるようになる。
キーワードを半角の「()」で囲むのは、あとに入力した「計測技術」(AND検索)と区別するためだ。また、ORはかならず大文字で入力する。小文字だと無視されてしまうので注意しよう。ORの代わりに「:」(パイプ)を利用してもよい。ちなみに2語以上のキーワードをOR検索したいときは、「(ナノテクノロジー OR ナノテク OR Nano-Technologies)」のように続ける。
OR検索を使ったときと使わないときを比較すると、OR検索では488,000件のヒット件数があるのに対し、「ナノテクノロジー 計測技術」は386,00件、「ナノテク 計測技術」は172,000件とそれぞれ少ない。このようにOR検索は、同じ言葉でも違う呼び方があるキーワードを検索するときに、検索の幅を広げることができる。また、AND検索やマイナス検索で結果を絞り込みすぎてしまった場合に、ヒット件数を調整する技としても有効だ。

WikipediaからGoogle、NASAなど海外科学系サイトまで
『理工系のネット検索術100』
共著:田中拓也(たなかたくや)、芦刈いづみ(あしかりいづみ)、飯富崇生(いいとみたかゆき)
定価:945円(税込み) ISBN 978-4-7973-3957-4
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